たまにはお仕事の話でも

体表認識やってます。具体的にはCTの3D連続断面写真について人体の部分だけを取り出すという。生のCT写真はベッドとかが写っているのでそれを取り除くわけです。そのためのプログラムを書くわけなんですが・・・実は既に2種類のプログラムがあって私はその二つを比べていい方をうまく選んで統合するだけなんですが。まあ出来るなら別アルゴリズムとか新しく導入してもよいよという話。しっかり論文まで渡されたところ、よーするに作れと。望むところだ(ぇー
とりあえずソースをざっくり読んで、ベンチを取るまでもなく片方が圧倒的に優れているのはすぐわかったので適当にデータ取ってちゃっちゃと上長に見せました。上長も予想通りという感じで次のステップに進むように言われました。
んで何でそんなにすぐわかるくらいの差があるかというと、片方は基本2Dで認識してそれをすべてのスライスで行なうという方法でもう片方は最初から3Dで扱うという方法。3Dの物体を認識させるんだから3Dで扱う方が正確なのはすぐにわかるというもの。しかし圧倒的だと思ったのだが3Dには一つ欠点があった。正確すぎるのだ。
予想はしていたけどものの見事に体の部分以外は排除してくれたものだから、すごいものは肺の中まで人体の外側と認識された。2Dなら普通に体の中とわかるのだが3Dだと区別がつかない。普通に鼻から外に通じているから頭部まである写真は全部のどあたりまで中が外扱いになっている。しかしどうやらこれは人体の一部として認識してほしいらしい。しかし鼻の部分とかは2Dでも普通に外に通じていてどこを境に中と定義するかが難しい。私の判断ではどうしようもないので上長が現在考え中である。
ちなみに私も2人のソースを見て自分なりに作りました。テスト中、人体部分が取り除かれてベッドだけ残るというギャグソフトを作ってしまったりちょっとだけ難航しましたが、出来てみたらば安全性と正確性では勝ったけど速度的にイマイチ。もうちょい練る必要がある。
ちなみに今回の仕事は今年中という目標。しかし自分の中では11月中に終わらせる予定。論文がちょいきつそうだが不可能な範囲ではないはず。ここで気合を入れておけば来年4月からの給料がよくなるかなと(ぉ


とりあえず3次元塗りつぶし重いよどうしよう。