何もしないうちに夏休みに入ったり

4ヶ月というありえないくらいの激烈に長い新人研修がついに終わりました。ビジネス研修が1ヶ月、技術研修が3ヶ月。技術研修は半分はヒマヒマでした。まあその分内職がはかどったけどね!! 技術研修で効果があったのはPSPぐらいだったな。あれだけは非常によかった。あ、PSPってPersonalSoftwareProcessの略ね。決してPlayStationPortableのことじゃないからね。なかなかすばらしい内容で今後のソフトウエア人生を変えそうなほどの衝撃だったけど、果たして続けられるか(^^;

往々にして新人研修というのは非常にカリキュラムが難しいものなのかなと感じたこの新人研修ですが、実際のところどうなんでしょうね?なんとなくだけど大体中レベルから下ぐらいを対象にしていた気がします。とりあえず、同じ新入社員ながらレベルに差がありすぎると言うのも問題になったのかも。や、入社面接の段階でちゃんと絞れよと。とりあえず私が感じたレベル配分は・・・

  • プログラムを触ったことが無い:1割
  • プログラムは授業でやった程度:5割
  • プログラムはそれなりに経験はあるが手続き型:3割
  • UMLに基づいてOOPで組める:1割

それなりに経験があるのが全体の4割いるところは流石ソフト会社(親会社は違うけど(^^;)と思えるところだが一方で全く経験が無い人が1割いる。別に経験がない人がいること自体はそれ程驚くことではない。経験などこれから積めばよいから将来を見据えて採用したと考えるのが自然だろう。だがしかし、結果としてこういった分布が新人研修を困難にしているのも事実かなと。実際、今回の研修、4割の経験豊富な人間は半分以上がヒマ、1割のOOP習得者はそれこそPSP以外はヒマで死にそうになってた。実際、ヒマすぎてゲームを一個つくっちゃった人間もいたくらい。しかし一方で経験のない1割は全然ついて来られなかったという。さらに、PSPに関しては手続き型経験者の3割の中でもかなりきつかったりしてそれより経験の無い人ははっきり言って無意味に近い状態だったり。研修としては殆どの人が半分以上の内容が無駄になるという。
ではどうすればよいのかというとこれといった解決策がないという。寧ろ、残り5割の授業でやった程度の人にとっては殆どの内容が充実していたことになるのである意味この研修はかなりうまく行ったとも言えるかもしれない。

まあ、なるべく多くの新人になるべく多くの内容を学んでもらおうと思ったらやはり二項分布の中心を狙うことになるになるのは必然であるのかもしれないので今回に公分布の中心にいなかったゆえの不幸と開き直ることにしよう。しかし一部の経験者向けとしてPSPがあったのは幸いかなと。PSPはまだまだ新しいらしく、日本で受けることは非常に稀らしく、本来ならカーネギーメロン大学に行かないと受けられないらしい。そんな貴重な体験を出来たのだからそれは非常にラッキーだと思うべきかな。

とはいえ、それを有効活用できないようでは無意味。さて有効活用しないと。