ペットボトルでの炭酸飲料の保存方法 その2

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かなり昔に書いたトピックにコメントがついていたのでちょっと思い出して他の方法を思いついたので記録。ただし、実用的には疑問ですが・・・。

炭酸を抜けないようにするにはペットボトルの空気部分の二酸化炭素の分圧を上げることです。分圧をあげるには単純に2種類あります。一つがCO2濃度そのままで全圧をあげる。市販のキャップなどはこの方法です。もう一つが全圧そのままでCO2濃度をあげること。その1例としてつぶして空間部分をなくすことにより間接的に濃度をあげる方法が前回のやり方でした(体積を減らしても濃度は変わらないが、抜けたCO2の量に対して密度の上がり具合が高くなる)

しかし、空気を抜くように適切にペットボトルを潰して栓をするのは場合によってはなかなか大変だったりするのでもっとよい方法はないかなと思いました。そういうわけで最初に戻って直接CO2を増やす方法はないかなと。とはいえ、CO2を増やすのも簡単ではない。もしCO2が100%のスプレーとかが手に入れば手っ取り早いのだがおそらくないだろう。なぜなら100%CO2はかなり毒なので素人が扱うには危険だから。工場とかならともかく一般家庭では現実的ではないだろう。ではドライアイスはどうか?ドライアイスで炭酸を保つ方法は既によくあるのだがあれはどちらかというと濃度をあげるのではなく圧力(全圧)を上げる方がメインな気がする。現に爆発に注意というコメントがたくさんある。濃度をあげれば全圧をあげるより効果的なのは前のトピックで説明した通りなので、無理に圧力を上げないでドライアイスが溶けきるまでは栓は軽くしめて空気が抜けるようにして溶けきった後に栓をしっかりしめればペットボトルの空気部分の全圧は1気圧のままでもCO2濃度はかなり高いのではないかと思う。これはこれで効果的だと思うが、この方法はドライアイスが常に用意してある必要があるのでやはり一般家庭では実用的とはいえない。
一般家庭でも簡単にかつ安全にCO2を発生させる方法はないか?実は身近にある。そう、人間自身だ。ご存知の通り、人間は呼吸する際にC02を吐き出す。もちろん100%ではないが大気よりはCO2は濃い。ではどのくらいなのか?調べてみたらだいたい5%くらいあるらしい。これは意外と高い。大気中のCO2が0.04%なので100倍以上もある。呼気で満たせれば全圧100気圧以上に相当する。これは効果がありそうだ。で、具体的にどうすればいいか?思いつく方法としてはストローでひたすら吹き込むことか?どのくらい満たせたかが見えないので分からないけどある程度頑張れば大体満たせるでしょう(適当)。注意すべき点として、吹き込むのは空気部分であってドリンクではない。ドリンクに吹き込んだら逆に炭酸が抜けてしまうので。
さて、どの程度効果があるかは・・・例によって理論だけなのでわかりません。だれか実験よろしく(ぉ