物理

ペットボトルでの炭酸飲料の保存方法 その3

過去のリンクです id:n-trino:20100319#p1 id:n-trino:20151224#p1 最初の考察に戻ってもうちょっと厳密に計算してみる。 最初の考察ではあくまで静的な考慮しかしていなかった。つまり、潰した直後の分圧のみの考察をしていた。その場合は潰した直後の方が…

ペットボトルでの炭酸飲料の保存方法 その2

id:n-trino:20100319#p1 かなり昔に書いたトピックにコメントがついていたのでちょっと思い出して他の方法を思いついたので記録。ただし、実用的には疑問ですが・・・。炭酸を抜けないようにするにはペットボトルの空気部分の二酸化炭素の分圧を上げることで…

ペットボトルでの炭酸飲料の保存方法

以前、どっかのページで見た方法。 ペットボトルを潰して空気の部分を全部抜いた状態で栓をすると炭酸が抜けにくい。 この方法に関して批判のレスが相次いでいた。主な内容として「圧力を上げなきゃ意味がない」「寧ろ圧力が下がって逆効果だ」というのがた…

とても強い型付け

プログラム言語を型で分類すると「強い型付け」と「弱い型付け」があるらしい。型というのは、intとかdoubleとかstringとか。強い型付けの言語だとこれらの型が厳しく、弱い型の場合はわりと適当でもコンパイラが解釈してくれる。まあ詳しくはネット上にいっ…

振り子と重力

昨日、ぐうたらとテレビを見ていたらとあるクイズ番組にてこんな問題が出ていた。 振り子が振れている状態で重力が倍になるとどうなるか? 物理的直感が働く人ならなんとなく速くなるんじゃないかな?と思うだろうが、確かに速くなる。重力が増えるのだから…

有効桁数

VCで倍精度の浮動小数点(つまりはdouble型)を表示しても全部は出てきてくれません。 double p = atan( 1 ) * 4; cout こうやっても6桁しか出ません。倍精度なら64bitなので10進数にしても有効桁数は15桁ぐらいあるはずです。ただ表示だけならともかく、数値…

熱伝対

2種類の金属の線を端同士をつないで輪にします。そして、2つある接続部分の温度を変えます。そうするとあら不思議、輪に電流が流れます。温度差が大きければ大きいほど流れる電流も大きくなります。実際にこれを発電として使っていることは稀ですが応用例は…

揺らぎと熱容量。

どうやら比例関係にあるらしい。 えっと、相変わらずとか書けないから{E}とか描いてますが温度平均という意味です。 確かに直感的にもこんな感じになりそうな気もしますね。温度微分の大きさが大きいということはつまり、温度変化に敏感なのだからそうなると…

パリティ:アリスの量子力学(3)

どこまで続くこのシリーズ?このまま素核理論とか固体電子論とかまで進んだらかなり驚きだけど。 今回は量子力学からちょっと離れて波の干渉の話。壁に間隔の狭い2本のスリットを入れて、そこに光を当てる。スリットを通った光はその先にある壁にどのように…

結晶場(2)

id:n-trino:20050603の続き(になっているのか?) さて、正八面体の頂点に陰イオンがあるd軌道は2つに割れることが積分計算なしで分かりました。というわけで今回の本題(ぇ)、今回研究であつかう物質の構造がなんと三角格子なのだ。d軌道の周りに正4面体のよ…

結晶場

量子力学の勉強をある程度すると、水素原子模型というのを計算することになると思います。結果だけいうと、主量子数・方位量子数・磁気量子数という3つのパラメータで特徴づけられる電子の軌道が計算されます。主量子数というのは回転半径みたいなもので化…

パリティ:アリスの量子力学

相変わらず某人形遣いを先に思い浮かべてしまう私はきっと重症なんでしょうね。尤も、ぐ〜ぐる様は某○○ゲーメーカーを真っ先に思い浮かべてしまうようですけど。 今回は、フーリエ変換と不確定性原理のお話から入って波動方程式までいき、最後に演算子と固有…

厳密解その2

質量mの物体に働く重力は地表近くではmgと表されるがこれは地球の大きさに対して動く高低差が低い場合にのみ有効で、一般的には となる。これを、内側を正と取り、地球表面近く、つまり、地球半径Rを中心とする展開を行うと ・・・・ となり、ここでGM/R^2=…

厳密解

『まったく同じ形状の球体が二つあり、同じ条件で地面に向けて落とす。片方は軽く、片方は重い。さて、先に地面につくのはどちら? 空気抵抗は考えないものとする。』 とある小説に書いてあった問題だが、なかなか面白かった。物理を学んだ人間でなくとも答…

パリティ

有名な物理学雑誌の一つだが大学でないとなかなか見られない雑誌ですね。逆に言えば物理学系の学科のある大学ならほぼ間違いなくあるでしょうけど。最新の論文を啓蒙化した内容だが物理を専攻した人がぎりぎり読める程度の難易度なのでそうそう簡単に読める…

midiと生音(2)

まさかこのシリーズ、続くんかなぁ・・・。結構疲れるんだけど(ぉまず、midi音と生音の違いだが、まず一つは非線形項の扱い。midiは非線形項など多分無視しているので音程・音量によらず波形が一定である。いや、確認したわけではないが多分そうであろう。…

midiと生音

という仰々しいタイトルにしていろいろ語ろうと思ったがあまりにまとまらないので省略(ぉぉぉ 簡単に言うと、弦の振動の場合、運動方程式から波動方程式に変形する際に使う近似の精度があまりよくないということを言いたかったんだけどね。気柱(管楽器)の場…

イジング模型

電子には内部自由度としてスピンというのがある。これは量子力学ならではの量なのだが、イメージとしては自転だとおもってくれればよい。で、電荷をもった物が回転するのだから磁気を発生させる。つまり、電子とは世界最小の磁石なのだ。で、このスピンが物…

J・J・サクライ

物理に手を出してしまった人なら誰でも知っている名著ですね。私はこれを読む前によくある量子力学の入門書を3冊ほど読み干しましたがそれでも殆ど理解できませんでした。なつかしき学部時代・・・。最初からこれで量子力学を勉強したら発狂することうけあ…

Green関数

たまには本職の話でも。というか、はてなダイアリ始まって以来じゃないか? Green関数という関数が存在する。元々は線形微分方程式を解くのに利用されていた関数らしい。例えば、次のような微分方程式を解くとする。 この場合、まずはf(x)の部分をδ関数に置…